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D-flip工法(任意深度定着型仮締切り工法)

技術の概要


(写真:奥羽本線米代川橋りょう橋脚耐震補強工事)

河川内橋脚の耐震補強工事や補修工事においては、施工のための渡河設備(桟橋等)や仮締切り設備を構築するのが一般的ですが、これらの設備構築には多大なる工期や費用を必要としていました。本工法は、従来の鋼矢板等を使用した仮締切り工法の代替を目的として当社で開発したものです。

「任意深度定着型仮締切り工法」と表現しているように、既設橋脚外周の任意の高さ(深さ)で仮締切り設備を固定してドライな空間を構築するため、鋼矢板工法のような河床条件(地盤の硬さ、河床防護工など)に影響されることも無く、さらに大型重機械作業も不要となります。

仮締切り設備の省力化・小規模化により仮設工事の工期短縮やコストダウンを図れる工法です。

技術の詳細

名前の由来

開発者である第一建設工業(Daiichi)の頭文字”D”および構築するDry空間の”D”と止水構造の基礎となるライナープレートと底板構造の頭文字”build a dry space with floating linerplate and platform”を組み合わせ、「D-flip(ディーフリップ)工法」と命名しました。

止水構造

ライナープレートによる止水壁と、締切り深さに応じた2種類の底板構造で締切り設備を構築します。

項目 止水構造 底板構造
水深 2.0m以下 8.0m以下 2.0m以下 8.0m以下
構造
合板+EPS+合板

鋼製(PL-t=6mm)

従来工法との比較

<在来工法(鋼矢板式)> <D-flip工法(任意深度定着型仮締切り工法)>
〔概要図〕
〔概要図〕
 
  • 鋼矢板を河床に打込むことで作業空間を構築するため、補修・補強の範囲が僅少であっても仮締切りの範囲は大規模となる。
  • 鋼矢板の打込みには大型重機が必要であり、仮桟橋等の渡河設備が大規模となる。
  • 地盤が硬質(岩盤等)の場合や河床防護工に支障物が存在する場合は鋼矢板の打込みが困難なため対策工が必要となる。このため施工に長期間を要し、コスト高となるリスクがある。
工期短縮・コストダウンが可能に!
  • 任意深度で作業空間の構築が可能なため、補強・補修範囲のみに仮締切りの範囲を限定できる。
  • 仮締切り構造が軽量部材で構成されるため、大型重機が不要(条件によっては人力のみでの施工も可能)となり、渡河設備は小規模で施工可能。
  • 締切り範囲を任意深度までに限定できるため、河床の状況によらず施工期間は一定かつ、短期間で施工完了が可能。

特徴及び優位性

  • 補強、補修工事に必要な範囲に限定した締切りにより仮締切り設備の小規模化、施工の省力化
  • 仮締切りの小規模化に伴うコストダウンと工期短縮
  • 仮締切り材の河床等地盤への貫入が不要のため、河床条件に左右されない(堅さや防護構造物など)
  • 部材の分割化により人力施工が可能

施工実績

  • 奥羽本線米代川橋りょう耐震補強工事

備考

特許情報

発明の名称 出願番号
出願日
公開番号
公開日
特許番号
登録日
橋脚補修・補強工事に用いる仮締切り構造体の止水工法 特許2016-165847号
平成28年8月26日
※その他関連工法5件の特許出願中
パンフレットダウンロード 「D-flip工法」パンフレット(PDF:7.7MB)
本工法に関するお問い合わせ 土木本部 土木技術部 お問い合わせ