「阿賀野川下里地区河道掘削工事」においてお客様と社員を対象にICT施工見学会を開催しました

2017年12月26日 お知らせ

新潟市秋葉区下里地区を中心に施工している「阿賀野川下里地区河道掘削その4工事」(発注者:国土交通省北陸地方整備局)現場で平成29年12月14日にICT施工見学会を開催いたしました。

本工事は河川防災等を目的にJR羽越線と阿賀野川が交差する「下里地区」の河道掘削(約40,000㎥)を中心に、「保田地区」の築堤盛土、「沢海地区」の坂路改築などを施工する工事で、その施工の一部に「ICT施工」を導入しております。

本工事で導入しているICT施工は、
①ドローンとレーザースキャナの組合せによる3次元測量
②3次元設計データ作成
③ICT建機による施工と日々の施工管理
④ドローンとレーザースキャナの組合せによる3次元出来形管理
⑤取得した3次元出来形データによる施工成果物データ納品
の流れで行われます。

ICT施工の導入によって起工測量の大幅な省力化、掘削の基準となる丁張設置手間の省略、出来形管理の省力化や迅速化等が図られます。本現場のような河川工事は施工可能な期間が非出水期に限定される場合も多く、そのような状況下においてはICT施工導入による生産性向上は大きなメリットとなります。

当日はお客様と弊社社員合わせて22名が参加し、最初にICT施工の概要説明、続いてレーザースキャナによる3次元測量の実演、3次元設計データに基づくICT建機の稼動実演が実施されました。3次元設計データや、そのデータに基づき法面を整形するICT建機の稼動状況、施工後の出来形状況などがリアルタイムでタブレット端末に配信される状況を見て、参加者は説明員に様々な質問を寄せていました。

今後は当社の施工現場でも幅広く活用拡大を図ってまいります。

ICT施工概要説明 レーザースキャナによる3次元測量実演 
ICT建機の稼動実演 タブレット端末へ配信される建機の稼動状況や施工データ